***
放課後。
雪が俺の教室へやってきた。
「きゃぁぁぁあぁぁ!!! 桑野くーーーーん!!!!」
うっさいわ!!
女子のやかましい、黄色い悲鳴が頭にキーンとくる。
弥生さんと話していた相沢は雪を見るなり
近づきたそうにしてるのが見てて分かった。
女子に囲まれてる雪に声をかけられないようで、ウズウズしている。
「えーっと、洸平と話したいから。ちょっと退けてくれるかなー??」
と言いながら、女子の群れを掻き分けて雪は俺の席へ向かってきた。
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