私の返事に桐谷くんは呆然。
………立ち尽くしている。
しばらくしてやっと口を開いたかと思えば、出てきた言葉はまさかの『は? 俺をフるの?』と、疑いたくなるような疑問系だった。
何を言ってるんだろう……と思いながらも、
「私はたった今アナタをフりましたが……」
『フった』事を改めて告げてみる。
「……………………………」
………え。何この気まずい空気。
私どうすれば良いの??
もしかしてこの人、自分がフられた事分かってないの??
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…