「相沢、言ってくれたじゃん!! 俺が好きって言ってくれたじゃん!!」




な………っ!!



何で今さらそんな昔の事を持ち出すの!?



確かに私は佐伯くんに告白した。
だけど、佐伯くんは私をフったじゃん………



「佐伯くんは私を振り向かせることを、ただ楽しんでただけでしょ?? ゲーム感覚で私に近づいてきたんでしょ??」



今まで聞きたくても聞けなかったこの事を、雪くんがいてくれてる事を良いことにおもいきって聞いてみた。




私の質問には答えない代わりに
佐伯くんの手が緩まった。




………ただ私の気持ちを遊んでたクセに!!




緩んだ瞬間を見落とさず、
腕を思いっきり振り払う。



そしてコンビニから咄嗟に出て、ひたすらまっすぐ走った




何で今になって………