どうしよう。来月まで待ってたら、付き合う期間終わっちゃうし!!その時どうなってるかも分からないし!



もし別れる事になったら、それこそプレゼントなんてあげれなくなるし………



悩んでる私に、


「桃花ちゃん、もしかして洸平にあげたいの?」


雪くんは救いの声をかけてくれた。
落ち込みながらもゆっくり頷く。



「でも買えない………」


「うん、私達学生だしこんな高価なものプレゼントする必要ないよ! 洸平には贅沢すぎる!」



でも雪くん部長にねだれって言ってたじゃん~!!



雪くんのこういう所好きだなぁ。



「でもまあ、欲しいなら
バイトでもするしかないかなー??」



「バイト………」



バイトなんて、私要領悪いのにできるかな。



「バイトじゃなくても、お手伝いでもいいよねー、手伝い、手伝い………あっ!!」



何か思い出すようにハッとし、何処かへ電話を掛け始めた雪くん。



一体どこに電話してるんだろう??