本当に桐谷くんをどうにかしないと!!
腕の力だけで無理矢理体を起こすしかない。
そしたら桐谷くんも、さすがに目を覚ますだろうから………
………よし!
私より重い桐谷くんを抱える覚悟を決め、
「つ、うううっ、重いいいい!」
無理矢理腕の力だけで起き上がる。
腕プルプルする! ヤバイ、桐谷くん早く退いて!! と、心の中で叫んでいると、
「!? ちょ、な………!!!」
桐谷くんは私のお腹をくすぐり始めた。
ちょっと!! ちょっとまって!!ストップ!! 体制崩れる!!
「ククッ………やめてってば! くすぐったい!!!」



