大阪までの道のり

倖達の姿は、なく
大阪に着くと、集められた城の庭で

無事にたどり着いていることを確認した

倖は、誰とも話をしない

目線もずっと誰とも合わせない

黒い布に包まれ、見えている目は

なんの感情も感じられなかった

「姫さん 城中の仕事頼んで良いか」

「ん」

「よろしく」



倖は、城の中へ



すると



ゾロゾロ と、言っても5人ほど

僕のところに集まった


「姫さんの事、好きな物好きの僕か!?」

「姫さんとは、友とかいって!
いい仲なんだろ?」

「どこがいいんだ!?顔か?」

「どうやって落とした!?」


立て続けに質問をされ
非常に困惑します


「姫さんと話す機会を作ってやろうか」


「いいんですか!?団子屋さん!?」



僕が言うと、ゲラゲラと笑われた



「俺は、団子屋じゃない!!!佐吉だ!!」


「はい!佐吉さん!!
よろしくお願いします!!!」