「・・うん、よく描けてるな・・。お前らしい絵だな・・」
諒が腰を少し落として私の描いている絵を覗いた。
・・近い・・。
距離が・・近い・・。
こんなに近くに諒がいることが久しぶりすぎて・・どうしていいかわからない・・。
「よし、この調子でがんばれよ」
諒はそう言い残して次の生徒のところへ行ってしまった。
・・・内心・・複雑だった。
行ってくれてホッとした気持ちと、教師として私に接する諒に・・淋しさを感じた気持ち・・。
教師として生徒の私に接するのは当たり前。
それが、こんなに淋しいことだなんて・・。
私はこの後の時間、あれほど描きたかった絵がまったく描けなくなってしまった。
ホント・・今日1日何してたんだろ・・ってくらい集中できない1日だった。
あの1時間目以降ずっとあのままの調子。
なにやっても身が入らない・・。
「沙都ーー」
教室の少し離れた席からあすかが私を呼んだ。
諒が腰を少し落として私の描いている絵を覗いた。
・・近い・・。
距離が・・近い・・。
こんなに近くに諒がいることが久しぶりすぎて・・どうしていいかわからない・・。
「よし、この調子でがんばれよ」
諒はそう言い残して次の生徒のところへ行ってしまった。
・・・内心・・複雑だった。
行ってくれてホッとした気持ちと、教師として私に接する諒に・・淋しさを感じた気持ち・・。
教師として生徒の私に接するのは当たり前。
それが、こんなに淋しいことだなんて・・。
私はこの後の時間、あれほど描きたかった絵がまったく描けなくなってしまった。
ホント・・今日1日何してたんだろ・・ってくらい集中できない1日だった。
あの1時間目以降ずっとあのままの調子。
なにやっても身が入らない・・。
「沙都ーー」
教室の少し離れた席からあすかが私を呼んだ。


