凛side

「まんまー」
「うわ!陵輝どうしたの?」
「ぶーぶーであしょぼー」
「いいよ!遊ぼっか!」
陵の前から姿を消して2年
陵輝はもうすぐ2歳になる。言葉もちょっとずつ喋れるようになってきて、今は保育園にも通ってる

「たっだいまー」
「テルちゃんおかえり!」
そうゆう私達は、今もテルちゃん家に住んでる。
だって、テルちゃん彼氏さん出来ないんだもん!笑
「テルちゃん〜」
「おぉー!陵輝おもちゃで遊んでるの?」
「うん!まんまに買ってもらったぶーぶーだよ!」
「そっか、よかったね!」
「あ、そうだ!テルちゃん!なんで、ぼくはおとうしゃんが居ないの〜?」
「陵輝保育園で何か言われたの?」
「え?まんま。うん。陵輝だけおとうしゃんがいないって変だーって言われた」
「陵輝」
「ん?どうしたの?まんま」
「お父さんに会いたい?」
「ちょっ凛!」
「いいの、テルちゃん。いつかは、こんな時がくると思ってたし」
「おとうしゃんに会えるの?」
「会うのは無理だけど見せてあげる事はできるよ」
「ぼく、おとうしゃん見たい!」
「分かった。陵輝、明日日本に戻ろっか」
「うん!やった〜!おとうしゃんが見れる〜」
「凛。いいの?日本に戻ったら、陵さんに見つかるかもしれないのに」
「テルちゃん。陵輝にはこれからも苦労させると思うから、これぐらいはさせてあげないと!
もし、陵に見つかったらその時はその時だよ」
「分かった。気をつけなさいよ!私明日仕事だから一緒に行けないけど」
「分かってるよ〜!テルちゃんはほんとに過保護なんだから!」
「凛と陵輝が心配なの!」
「はいはい!わかったから!」
「もぅ!」
テルちゃんがブツブツ何か言ってたけど、私は無視して明日の準備をして陵輝と2人で眠りに着いた