☆☆☆

『ギブ・ユー』のドアを開けると、カラン、と鈴の音がした。


「いらっしゃいませ。...あら、お客様」


中の木テーブルに座っていたのは、美しい女性。


十代半ばにみえる。


服装は、真っ赤なミニスカートだ。


誰かに似ている気がするが...気のせいか。


「どういったご用件で?」


「えっ!?いや、突然、現れて...」


自分がいつの間にか喋れていることが不思議だった。