綺麗な、ワタシ。

そういうと畠山さんは、ジーンズからバタフライナイフを取り出した。


そして、それを私の鼻に、あてがったのだ。


「っ......!いやぁっあ!」


「五月蝿いなぁ、殺すよ?」


余りにも冷たいその視線に、ゾッとしてなにも言えなくなった。


口の中がパサパサになってしまったような。


畠山さんはフフフフフ、とほくそ笑んで、バタフライナイフを思い切り横に引いた。