小さな歌姫

教室に向かう間にいつも周りのひとは私を不思議そうな目

でみてくる。

私は、唇を噛み締めた。

お父さんは私が生まれてすぐ亡くなってお母さんは私のた

めに夜おそくまで働いてるので、家事は当然私がやってい

る。

これも、当然のこと。

そんなことが続いた時ある日だった。

私は、スーパーから家に向かってる途中で公園から泣き声

が聞こえてきた。

ほんの小さい声だけど何となく悲しい声だ。