「リリリリリッ!リリリリリッ!」

静かな部屋で目覚まし時計の音が鳴り響く。

退院してから少しフワフワした気持ちになっていて、実

感がない・・・。

だって、奏多くん告白されるなんて・・・!

思い出しただけでも顔が真っ赤になっていった。

そんなこと、あれこれ考えている間に時間があっという

間に過ぎていった。

「きゃー!もう、こんな時間!早く行かなくちゃ!」

私は、急いで朝食を食べた。

「いってきます!お父さん!」

写真に写ってるお父さんにいってきますのあいさつをし

て私は家を出た。