「・・・嘘だ!」

「はぁ?こんな時に嘘なんかつくかよ!こんな場所で!」

「それでも、私なんかを好きになるなんて絶対ありえな

い!」

私は、必死に言った。

だって、きっと同情に決まってる・・・。

「だから絶対ありえな・・・。!!」

奏多君は、私を抱き締めた。

「如月って本当に強情だよな・・・。素直になれよ!」

「!!だから、私のこと本当は好きじゃないくせ

に・・・。こんなことしないで!」

「ーっ!あのなぁ!俺はこんなこと好きな子にしかしない

から!ていうか、これ恥ずかしいんだけど・・・。」

「え?」

私は、奏多君の顔を見た。

すると顔がすごく真っ赤になっていた。

「なんだよ・・・!そんな顔見て・・・。」

「フフッ・・・顔真っ赤!」

私は、微笑み少し悪戯に言った。