「おお」 ファミレスの駐車場の車をすり抜けるようにして走っていると、圭太センパイが気づいてくれた。 「神崎、キャラ違うくない?」 「え?」 息を整えながら圭太センパイの隣に並ぶ。 「いや、かわいいじゃん」 「え!」 テレくさくて、圭太センパイの横顔をチラッとしか見れないけど。 ウソや冗談ってカンジで言ってる風にはとても感じない。 「あ、ありがとうございます……」 ヤバイ~。 マジでテレる~。 もう!! アタマ爆発する!!