胸がドキドキする。 どうしよう?ってドキドキと、恋する乙女のドキドキが、体の中で同時に渦巻く。 この状況、絶体絶命のピンチなのに、腐女子な私の心を揺さぶる。 駄目だ、幸せすぎる。 3人の萌えオーラに脳みそが殺られて、ぽーっとしてると、 「あれ?このノート何?」 目ざといチャラ男、竜也が、鞄の上に置いていた私のノートを拾って、ページを開いた。 楓馬が「ん?」って顔をして、竜也の肩に手を置きつつノートを覗き込んだ。