ねぇ、環くん。 わたしの手を取って。 その暗闇を、一緒に抜け出そうよ。 「未来とか、希望とか、そんなの関係ない!」 「り、こちゃ、」 「今泣きたいなら、今、泣いていいんだよ」 そう教えてくれたのは、環くんでしょ? 「環くん」 そう呼べば、環くんの切なげな顔がぐにゃり、歪んだ。 環くんにもらった、かけがえのない言葉たち。 ひだまり色の想いを添えて、紡ごう。 今度は、わたしから環くんへ。 「『怖がらなくていい』」 「……っ」 「『泣いてもいいんだよ』」