どんな君でも、愛おしくてたまらない。





依世ちゃんからのプレゼントはすごく嬉しいけど。


わざわざクッキーを作って渡してくれたのは、なんで?




「昨日の体育のとき、かばって助けてくれたでしょ?そのお礼だよ」


「そ、そんな、大したことしてないよ!」



当たり前のことをしただけだよ。



依世ちゃんがムッと唇を尖らせる。



「あたしのプレゼントを受け取れないっていうの?」


「えっ、いや、そういうわけじゃ……!」



「なーんてね」


依世ちゃんの唇が、弧を描く。



え?

依世ちゃん?



「莉子が謙遜すると思って、ぜーったいに受け取らざるを得ない、もう一つの意味をそのクッキーに込めておきました」



もう一つの意味……?