どんな君でも、愛おしくてたまらない。





すると、おばあちゃんが「そうだ」と声を上げた。



「莉子ちゃん、アルバム見ないかい?」



その提案に、すぐ賛成した。




時間はまだちょっとある。


おばあちゃんとおじいちゃんの若いころの写真とか、お母さんとお父さんがわたしと同い年くらいだったころの写真とか見てみたい!







そして、昼食を食べ終えてから、おばあちゃんが居間にある棚からアルバムを取り出した。


さっき食器を下げたちゃぶ台に、アルバムが広げられる。



「わあ……!」




少し黄ばんだ、古い写真。


高校生くらいかな。

制服姿のおばあちゃんとおじいちゃんが、ピースしてる。



「おばあちゃん美人!おじいちゃんイケメン!」



おばあちゃんもおじいちゃんも、すっごく楽しそうだなぁ。