和泉 美智留。 仲良い人は、みーと呼ぶ。 他愛もなく笑えた。 あの時が恋しい。 「・・・・・・・水・・・・、」 起き上がろうとすると、 体に広がる鈍い痛み。 (・・・。) 鏡の前に立てば、傷だらけの体。 鏡越しに、傷をなぞる、 (・・・・っ・・、) もう涙だって出ない。 ―ガチャ。 殺風景な冷蔵庫から、ミネラルウォーターを取り出す。 「・・・・・っ・・うっ」 ある程度注ぎ込んで、 元に戻した。 時計を見ると、もうじき9時を指そうとしていた。 ・・・・帰ってくる。 あいつが、