すべてを倒しおえてアタシは、るいとかいの元へ向かうと初めて双子と言うのに気がついた。
「…うわ~…双子ってまじ顔にてんのな。」
と言うと嫌そうな顔をした。
まあ…何回も言われてそろそろ飽きてきたんだろうけど。
「…なんでお前ら捕まってんの?」
「…色々あって。…てかこれ外してくれよ。」
「…はいはい」
初めて話したのはるいだった。
るいは人懐っこい部分もあるけど…、かいに比べればコミュニケーションはとれるほうだな。
アタシが紐を外していると、後ろから気配を感じてそれを避ける。
どうやらそれはリーダーのようでまだナイフを持っていた。
まったく…コイツは諦めが悪いんだから。

