「星綺麗だなあ~…。」




とベランダに出て空を眺めていた。




―ドアの開く音




「…さみぃだろ??」




「…春馬。別に…てかお前またタバコか??」




タバコの箱とライターをもってベランダに出てきたのはアタシの大切な仲間である坂口春馬。




アタシは暴走族ではないが、ただの集まりをしていてここら辺でも名が知れている集団の頭だ。




春馬は小さい頃からの幼なじみみたいなもんで、大切な人。




「アタシ煙草嫌いなんだよ~」




「…はいはい」




とアタシがどれほど煙草が嫌いかわかっているから、春馬は煙草を吸うのをやめて空を見上げていた。




「…なあ…きれいだな。」




都会の町に照らされるものの、星はきれいに輝く。




ほんとうに宇宙って不思議なんだよなあ~。