今年も咲いた、小さな想い出の花。

穏やかな風に乗って、ふわふわと青空を舞う。

それを見れば思い出す、君との日々。

楽しくて、ただただ笑っていた毎日。


“バイバーイ”

“じゃあな”


この言葉が本当のバイバイになるなんて、知らなかった。

その言葉を交わしても、何度だって会えたから。


『――只今、電話に出る事が出来ません』

それなのに、今は声も聞こえない。

何度呼んだって、返ってくるのは君の声じゃない。


――声も心も、繋がらない君へ。

今、どんな日々を過ごしていますか?

私は、君に会いたくて仕方のない日々を過ごしています。


私はここで、ずっと待ってるよ。

君が来てくれる、そのときまで。