願わくば、この先もずっと・・・

「俺はあなた一人で手一杯で他に費やす時間なんてありません。あなたは出来が悪すぎなので俺が管理しなきゃいけないでしょ?大体、うちの会社に鈴木が何人いると思ってるんですか。少なくとも俺じゃないです」


「そうなの?」


「そうです。だからあなたは安心してこれからも俺とこの食卓を囲めばいい。一生面倒みてあげますから」


ニヤッと笑った彼は口をパクパクとさせている私を尻目に「いただきます」と箸を進めた。鈴木のくせに。鈴木のくせにー!


「・・・悔しいけれど、餌付けされちゃった」


私がそう言うと彼が「明日は、餃子にしましょうね」と笑いながら言う。


「明日は絶対うまく作ってやるんだから」


「楽しみにしています」


ああっ、楽しい。美味しい。幸せ。鈴木くんと食べるご飯は本当に私を幸せにしてくれる。どうか願わくはこれから先もずっと彼とこの食卓を囲むことが出来ますように。


〜end〜