太「いいとこ、行くか…」 百「…へ……?」 太一が何故か学校に置き忘れていた私の鞄を渡して来たうえに、私の左手を引いて歩き出した。 百「"いいとこ"って?;;」 太「いいからついて来い!」 …はああ゛〜? 引っ張ってんじゃねーかよ…;; 百「…っ;;」 …馬鹿力。 太一は喧嘩は弱そうでも握力は強いらしい。 私の手首を掴む腕は半端ない。 太「いいぞ、ここ」 百「ふぉぇ〜……」 連れて来られた場所、それは、 私には無縁だと思っていたゲームセンターだった。