百合亜が神埼によって、教室から連れ出された。 静まりかえった教室の中、バイク音がする校門を窓から見つめる中居の肩に、手を置いた。 中居「…なんだ?」 …何だじゃねーよ。 俺は知りてぇんだよ、あいつの事。 悲しみを包み込んでやりたいんだよ…。 太「百合亜について、教えてくれ…」 みんなの視線が、中居へと注目する。 中居は、「いっか…」と、そう呟きながら、教卓の所にある椅子へと座り、遠くを見ながら話始めた…──。