私は何も言わない太一にイラッとし、公園の入り口へと向かう。



…帰ってやる!!



太「百ー合亜っ!」



けど、太一の優しい問い掛けに、振り向いてしまった。



ーーパシュ



そして、飛んで来た薄いグレーの四角いモノを、反射的にキャッチ。



太「開ける前に聞いてくれるか?」



百「良いけど?」



私は箱の中身が薄々とわかりながら、太一に頷いた。



早まる鼓動。



太一が空を見上げた為、私もつられて見る。