─────数年後。 太一が大学を、今日、卒業した。 太「大学も卒業して、留季吾兄も組を継いで、中居も、神埼組を立て直した」 百「うん」 太「百合亜は短大を出て保育士になり、星弥もハーバード大学を出た」 百「そうだね」 太「啓太は弁護士の国家試験に在学中に受かり、魁人は──…」 百「わかったから、何が言いたいの?」 初めて出会った公園に呼び出されたら、ずっとみんなの事を話す太一。 私は飽きて帰りたくなる。