合「何しに来たんだ。 お前はもう…」 留「百合亜を自由にしてやってくれ!」 百「兄貴…?」 私は兄貴の腕に触れながら、顔を覗き込む。 兄貴は父親から目を逸らさない。 留「俺…逃げてた。本当は撃たれたからってビビる事はない。 俺は…侑に負けたのが悔しかっただけなんだよ」 合「どういう事だ」 父親の問いかけに、兄貴はジャケットの内ポケットから、白い紙を取り出す。 話を聞きに来たのか、太一たちも来る。