俺が固唾を飲んで、中居から百合亜とアンソニーに目を向ける。



すると、アンソニーは微かに動き、百合亜の足首を引っ張り、地面に倒れ込ませた。



太「──!」



俺は百合亜の元へ行こうとする。



中「まだ、行くな…」



そんな俺を、中居が腕を掴んで阻止した。



中「百合亜は…負けないからだ」



中居は目にうっすらと涙を浮かべながら、百合亜を見て居る。



しかし…その間に百合亜はアンソニーに数発、殴られていた。