虎「ため息を止めなさい」



百「しゅいましぇん…」



私はため息を叱られても、謝るつもりはなかった。



初対面で目上の人にこんな態度、かなり失礼だよね。



魁「あのさ…見られてるから帰りたい…」



魁人がポツリと呟いた。



私は太一から離れ、周りを見渡した。



校舎の窓から飛び出した人の頭の数々…。



百「…帰りましょう」



私は校門へと足を進めた。



太「啓太、鞄よろしく」



啓「はあー!?」



太「─────あ゛?」



啓「はい;;」



啓太は太一に弱味でもあるのだろうか。



太一に素直に従っていた。