太「待たせた…!;;」



太一が来たのは、一時間目が終了してすぐだった。



百「遅いって───っ!」



私は太一の胸倉を掴みあげてしまった。



太「えっ゛?;;」



春星「百合亜;;」



驚く太一に、私を押さえる星弥と春仁。



私は頬を膨らませながら、椅子へ座った。



太星「可愛い…」



春「そうじゃねぇだろ!」



春仁の的確なツッコミに、星弥は「あ、」と、事を思い出す。



太一は未だに、状況を飲み込んでいない。