私たちはラブホを出て、ホテル街を人並みを逆らうように歩いた。 空は茜色で、ホテル街にはこれから愛し合うカップル、夫婦、一夜限り… 様々な愛が溢れ出して居る。 太「制服は浮くな?」 百「太一、チラチラと見られてるよ?」 私と太一は違う事を考えて、離れそうになるも、私たちの手は固く、固ーく、結ばれていた。 些細な幸せで緩む自分の頬を必死に抑え、私は太一と、ファミレスへ行き、食事を済ませて帰った。