涙に濡れた唇はしょっぱく、胸に滲みた。



忘れてはいけない痛み。



一度、唇を離した。



太「百合亜?舌出して?」



百合亜は、舌を絡めようとしても逃げていた。



多分、俺への仕返し。



百「もう…私だけって言ったら…良い」



太「百合亜だけ!!」



即答する俺は、どれだけ百合亜が欲しくて、愛しくてたまらないのか…
俺の百合亜メーターは、パンクしている。



百合亜はそんな俺を見て笑いながら、自分から唇を重ねて来た。



舌もきちんと絡めてくれた。