太「も、離せ…!!」



上から押さえ込まれると、下からの力を入れるのが大変とわかった。



けど俺は、もう女とか関係なしに、杏花を突き放した。



杏「野々山君…」



太「てめぇはどこまでもしつけぇな。俺らの前から消えろ」



俺は杏花にそう言い残し、百合亜を捜す為に教室を出た。



その途中、水道で口を洗って杏花のルージュを落とし、うがいをした。



何となく向かう屋上。



すると、運命なのか?百合亜の嗚咽らしき声が聞こえて来た。