太「で、何しに来た?」



太一が場を仕切り直す。



すると、星弥はジャケットの内ポケットから、何か写真のようなモノを取り出した。



星「ほら」



私に渡され、受け取ってみんなと覗き込む。



そこに写るのは、海外で有名なマフィアの男だった。



百「星弥のボディガ?」



星「そう。でもね…?」



啓「暴力でもされてるのか!?」



百「星弥…?」



星弥の視線が、あちらこちらに彷徨っている。



私は一度、太一と視線を交えて、首を傾げた。



すると、ゆっくりと星弥は口を開いた。