太「…何だよ;;」



気色悪くて握れない。



雅「たくっ!」



しかし無理矢理、握られた。



雅「大切な事、忘れんなよ!」



…あはははは…;;



握られた手の中には、本当に便利なモノが。



俺は完全に顔が引き摺った。



雅「百合亜も忘れんなよ?」



百「は?;;」



百合亜が呆れるのも仕方ない。



…お前は何者だ;;



雅「じゃあな!続きを楽しめ!」



みんなを追い出し、ドアの所で舌を出しながらポーズを決めた雅之。



その手には、俺の手の中と同じ、未開封のゴムがあった。



しかしこの白けたムードで出来るわけなかったのは、言うまでもないだろう。