看護師さん、お医者さんと、お辞儀をして出て行った。 百「何だって?」 太「抜糸して、様子見で退院だとさ。1週間も掛かんないらしい」 百「そっか…良かった」 私は椅子に座り、少し布団の中で脚を広げた太一の膝辺りに頭を載せた。 太「医者が言う通り…お前のお陰だと思う」 百「そんな事…」 太「あるんだよ…。ありがとな?百合亜」 太一はそう言うと、私の頭を優しく撫でてくれた。