事故から1週間。 太一が一筋の涙を溢した。 百「太一…帰っておいで? 私が次はちゃんと守るから…」 太「ゆり、あ………っ」 …えっ…? 百「太一?太一っ!!」 私の名前を呼んだ太一。 ーーブーッ 百「太一が!太一が!!」 私は慌ててナースコールを押し、病院にいる事を忘れて、啓太に携帯で電話をした。 看「ちょっと退いて下さい!」 走って来た看護師さんに、私は角に押された。