…太一───っ!!



後ろを走っていた太一の事を思い出す。



ーードーーンッ!!



でもその時は遅く…
私が振り返った時には、太一とトラックが衝突していた。



ーーキキィーッ



慌ててバイクを止めた啓太。



百「太一ーーー!!;;」



私は止まりかけのバイクから飛び降りて太一に近付く。



1メートル以上も飛ばされた太一は呼び方に反応しない。



百「太一ーっ…!!」



溢れ出す涙…
私はなすすべなく、太一の横へと崩れ落ちた。