何て鈍感なんだと、自分を軽ーく責めながら百合亜を連れて学校を飛び出した。 百「太一、授業!;;」 太「病院が先っ!!」 百「はい…っ;;」 俺の必死さが伝わったのか、 百合亜はその後は黙ってついて来た。 でもタクシーを乗り込むと、 百合亜は俺の手をキツく掴んで来た…。 百「…怖い太一…」 太「大丈夫…」 俺は手を強く握り返した。