保健室に着くと、そこは無人。 俺は百合亜をベッドに寝かせ、肩までしっかりと布団を掛けた。 太「熱はない、か…」 額に手を当てるも、熱は至ってなさそうだ。 …ちゃんと飯食ってなかったもんな。 神埼侑が亡くなって3ヶ月、百合亜はろくに飯を口にしていない。 体はただでさえ細かったのが、更に痩せている。 俺は無意識に、百合亜の痩せこけた頬を撫でた。