百「…っ…太一…」 太「ん…?」 それからしばらくして、百合亜の家族や、神埼侑の家族が病院へと来た。 中居に少し落ち着いた百合亜を任された為、廊下のベンチに2人で並んで座った。 百合亜は俺の肩に凭れたまま、泣いている。 百「…太一…太一…」 太「うん…」 百合亜は俺の名を呼び、存在を確かめていた。