霊安室の前のソファーに百合亜を膝枕をするように寝かせ、中居が出て来るのを待った。



百合亜の前髪を撫でる。



すると、微かに目がピクリとした。



太「百合亜…?」



百「ん……あれ…太一…?」



百合亜は目を擦りながら起き上がる。



何も覚えていないのか、周りを見渡し、"霊安室"の文字を見付けた刹那に、俺の顔を見て来た。



百「あのさ…太一…」



太「お前が思ってる通りだと思うけど…」