この1週間、私は何度、侑に話し掛けただろう。 もちろん、反応はない。 でも、侑は呼吸してる。 ───生きている。 だから私はめげないよ。 百「侑、起きたら結婚しちゃおっか…?」 手を握りながらそう言う私は照れた瞬間、"ピクンッ"と、侑の左手の人差し指が動いた気がした。 百「侑…?侑?」