…神様…侑を助けて下さい。 …太一…今日はありがとう。 病室の窓から景色を眺めながらそう心で唱えた。 背中で聴くピッピッという心電図の音。 侑が生きている証拠。 空に雲一つないのが、無性にムカつく。 私はシャッと強い音を起てながらカーテンを閉めた。 そして、ベッド脇のパイプ椅子に腰掛ける。 百「侑…待ってるよ」 そして、侑に声を掛け続けた。