看護師「病室に行きますよ」 看護師が百合亜に声を掛け、一緒に去って行った。 中居「先生…」 処置室の入り口にいた医者が近付いて来た。 顔は重苦しく、その場の空気が、ピンッと張りつめた。 医「神埼さんのご家族さんですよね…」 医者は俺らと視線を合わせようとしない。 …な、何だよ。 俺の胸までもが苦しくなった。