「じゃあ、人狼があと何匹かも分かるのぉ？」
「もちろんだ。あと人狼は1匹と裏切り者が残っている。その人狼とは










稲葉みのり、お前だ。」
こうなることも予想していた。人狼陣営が滅ぼされるのは昨日のうちから分かってきた。
「ちょっと待ってよ！みのりは私の娘よ？私は人狼じゃないのになんでこの子が人狼になるの？」
「それはみのりの父親が人狼だったからだろ。」
「そんな…。ねえ、嘘って言って。みのりっ。」
お母さんが叫んだ。ごめんね。人狼で。

「それならみのりさんを殺さないとっ！」
「賛成です。ところで、裏切り者とは誰ですか？」
「それは綾辻だろ。」
「あらぁ？なんのことかしらぁ？冤罪よぉ。」
「まあ大体わかりましたっ。じゃあ明日綾辻さんを殺してこのゲームを終わらせましょうっ。」
「夫と娘が人じゃないなんて思ったこともなかったわ。さっさと処刑してしまいましょう。」