「わ、分かったから不意打ちに可愛いことすんのヤメロ!キュン死にさせる気か!?」
「ふふっ……」
けど……大丈夫かな。
あたしデートの日に眠りこけたりしないよね?
嬉しいと思いながらも、同時に不安もこみ上げてくる。
「泪が起きられるように迎えに行ってやるかな」
「八雲……」
その時は、きっと八雲が声をかけてくれても起きられない。
でも、あたしこの温もりを失いたくない……。
そう、強く思うから、だから、頑張ろう。
「ありがとう、八雲。でも……必ず起きるから!」
「ん?お、おう……って、なんでそんな張り切ってんだよ、たかが朝起きるくらいで」
そのたかが……が、難しいんだもん。
症状も落ち着いた時期に入った。
あと数ヶ月は普通の女の子みたいに過ごせるはずだから。
「いーの、決意表明なの!」
「ハハッ、なんのだよ?」
笑顔の八雲を見つめて、あたしは自分に言い聞かせる。
あたし絶対に八雲とデートするんだ……そう心に決めた。


