「あ、そうだ。それで思い出したんだけど、明後日の日曜日、俺とデートな」
「……えぇっ!?」
デートなって!!
デ、デートなって!!
なぜか、2回心の中で叫んでみる。
叫びたいくらい、あたしは驚いていた。
付き合って1週間、初デートはまだだったから。
「なんだよ、そんな驚くこと?俺ら、付き合ってるんだし、フツーだろ?」
「いや、それはそうなんだけど……なんか、ドキドキしちゃって」
デートなんてしたことない。
八雲のと2人でどこかにいるなんて、楽しみだなぁっ。
「へー、ドキドキしちゃってんのか。ぐっ……やっぱり泪って可愛いわ」
「ぎゃっ」
繋いだ手の甲に、キスを落とされる。
八雲は、恋人になってからスキンシップが多い。
それに毎回、心臓が止まりそうになるんだ。
「初恋マカロン、見に行こーぜ。俺、チケット取っとくから」
「え、嬉しい!!ありがとう八雲!」
あたしが好きな映画、見に行こうって言ってくれた。
あたしの……優しくて大好きな人。
きみと休みの日も一緒にいられることが本当に嬉しいっ。
「大好き!!」
喜びが溢れてきて、たまらずガバッと八雲に抱きつく。


