「幸人、和樹……俺、やってみっから」


骨にでもなんでもなってやろーじゃねーの。

泪のためなら何でもできる気がするよ。

そう思わせるアンタは、やっぱり偉大な女の子だ。



「骨は拾って……」

「骨の話はもういいわ!!」


まだその話をする幸人にすかさず突っ込む。

いつまで繰り返すつもりだよ、幸人。


「んじゃあ、この後カラオケ奢りなー」


和樹に、肩を組まれる。

カラオケ奢りって……。



「は!?相談料取るのかよ!?」

「俺たち、親友なんだろー?」

「なんか、カツアゲにあってる気分だ……」


でもまぁ、今回はそれくらいしてもいいか……なんて。

その後、俺達はカラオケに行った。

奢りっていうのは口実で、それぞれ自分の分を払ってたところを見ると……。


やっぱり俺を元気づけるためにカラオケに連れてきてくれたんだと分かった。

それに感動して泣きそうになったことは……アイツらには秘密だ。